「トイレが詰まってしまった」「できれば自分で直したい」
「深夜だから業者を呼ぶのは気が引ける」
トイレのトラブルが起きたとき、多くの方がまず自分で解消できないかを考えると思います。実際、詰まりの原因によっては、自宅にある道具で解消できるケースもあります。
この記事では、北海道内の水道局指定工事店・指定給水装置工事事業者であるクリアリンクが、自分で試せるトイレ詰まりの解消方法と、その際の注意点 を分かりやすくまとめました。
無理に作業して悪化させないためにも、「自分でできる範囲」と「業者に任せたほうがよい判断基準」を知っておきましょう。
自分でできるトイレ詰まりの解消法① すっぽんを使う
トイレ詰まりで最も知られているのが、ラバーカップ（すっぽん）を使った方法です。ラバーカップは、詰まりを「押す」のではなく、引く力（負圧）で動かす道具 です。
使い方のポイントは、
- 便器の排水口にしっかり密着させる
- 静かに押して空気を抜く
- 勢いよく一気に引く
この動作によって圧力がかかり、排水管内の詰まりが動いて流れやすくなります。トイレットペーパーの使いすぎなど、軽度の詰まり であれば、この方法で解消できることもあります。
ただし、強くやりすぎると便器を傷つけたり、詰まりを奥へ押し込んでしまうことがあるため注意が必要です。
自分でできるトイレ詰まりの解消法② ゴム手袋で異物を取り除く
便器の比較的手前に異物がある場合は、ゴム手袋を着用して直接取り除く方法もあります。
例えば、誤って落とした異物や水に溶けない物が引っかかっている場合の詰まりには、原因そのものを取り除くことで解消することがあります。
衛生面で抵抗がある方も多いですが、原因が明確で、手が届く位置にある場合 には有効な方法です。
無理に奥まで手を入れたり、見えない状態で探るのは避けましょう。
自分でできるトイレ詰まりの解消法③ ぬるま湯で流れを回復させる
ラバーカップや異物除去が難しい場合、トイレットペーパーなど紙類が原因と考えられる詰まりであれば、ぬるま湯を使った方法を試せることがあります。
やり方はとてもシンプルです。まず、便器内の水位が高い場合は、バケツなどで水を少し汲み出しておきます。
その後、40〜50℃程度のぬるま湯を、便器の縁に沿ってゆっくり注ぎます。
時間を置くことで、紙類がふやけて崩れ、流れが回復する場合があります。
ここで注意したいのは、熱湯を使わないことです。
熱湯は便器を傷めたり、ひび割れの原因になるため避けましょう。
また、異物や吸水性のある物（おむつ・尿パッドなど）が原因の場合は、この方法では改善しないことがほとんどです。流れに変化がない場合は、無理に続けず業者に状況を説明し、適切な処置のアドバイスをもらうか、対処してもらいましょう。
トイレ詰まりを自分で直すときの注意点
作業前に水位を下げておく
便器内の水位が高い場合は、バケツや手動ポンプで水を汲み出してから作業しましょう。
水が多い状態だと、作業中に汚水が溢れるリスクがあります。
水で膨らむ異物は時間との勝負
紙おむつや尿パッドなど、吸水性ポリマーを含む物は、水を吸うと大きく膨らみます。
時間が経つほど詰まりが悪化し、自力での解消が難しくなるため、この場合は早めの判断が重要です。
解消後は必ず流れを確認する
一度流れたからと安心せず、何度か水を流して問題なく排水されるか確認してください。
流れが不安定な場合、奥に原因が残っている可能性があります。
自分での解消が難しいケースとは？
次のような場合は、無理に続けず業者へ相談することをおすすめします。
- 水位が上がり続ける
- ゴボゴボと異音がする
- 異臭が出ている
- ラバーカップでも改善しない
- 何度も同じ詰まりを繰り返す
無理な作業は、かえって修理費用が高くなる原因になります。
トイレ詰まりの施工事例（一部）
実際に、「自分で試したが解消できなかった」というケースでご依頼いただくことも少なくありません。
- 大量の紙を流して詰まったケース
- 清掃中にスポンジを流してしまったケース
- 流せるシートを多量に使って詰まったケース
詰まりの原因によって、適切な対処方法は異なります。
よくある質問
Q. トイレの詰まりは本当に自分で直せますか？
原因がトイレットペーパーの使いすぎなど、軽度な場合は自分で解消できることもあります。
ただし、異物や排水管奥の詰まりは難しいケースが多いです。
Q. お湯を流すと詰まりは直りますか？
軽い紙詰まりの場合に有効なこともありますが、熱湯は便器を傷める恐れがあるため避けてください。
使用する場合はぬるま湯までにしましょう。
Q. 何度も詰まるのはなぜですか？
排水管内に汚れが蓄積していたり、配管自体に問題がある可能性があります。
この場合は一時的な対処では改善しません。
Q. 賃貸でも自分で直していいですか？
応急対応は問題ありませんが、異物や配管が原因の場合は管理会社へ連絡が必要なこともあります。
判断に迷う場合は業者へ相談すると安心です。
まとめ
トイレの詰まりは、原因によって自分で解消できる場合と早めに業者へ相談したほうが良い場合 があります。トイレットペーパーの使いすぎなど、軽度の詰まりであれば、
- ラバーカップを正しく使う
- 便器内の異物を取り除く
- ぬるま湯で流れを回復させる
といった方法で改善することもあります。一方で、
- 水位が上がり続ける
- ゴボゴボと異音がする
- 異臭が出ている
- 何度も同じ詰まりを繰り返す
このような症状がある場合は、無理に作業を続けることで状況が悪化する可能性があります。「自分で直そうとして余計に大変になった」というケースも少なくありません。
少しでも不安を感じたときは、早めに専門業者へ相談することで、結果的に時間も費用も抑えられることがあります。トイレは毎日使う設備だからこそ、無理をせず、安全な判断を心がけましょう。
すぐにトイレ詰まりを解消したいならクリアリンクへ
「自分でいろいろ試したけど直らない」「これ以上悪化させたくない」そんなときは、無理をせずご相談ください。
クリアリンクでは、最短20分で駆け付け、24時間・年中無休で対応しています。北海道内の各自治体・水道局指定工事店として、状況に応じた適切な方法でトイレ詰まりを解消します。
