水回りのトラブルは突然起こるため、慌てず正確に状況を伝えることが大切です。電話での説明がスムーズだと、到着までの時間短縮や適切な準備につながります。ここでは状態別に、連絡時に伝えるべきポイントをまとめます。
水が止まらない、漏れがひどい場合
まず、水が止められる場合は元栓を閉めることが最優先です。元栓の場所が分からない場合は「場所が分からないので教えてほしい」と伝えると対応してもらえます。電話では出ている水の量、止水ができたかどうか、発生している場所(キッチン、洗面台、トイレなど)を伝えます。水が床に広がっている場合は、おおよその範囲も伝えると準備がスムーズです。
ポタポタと軽度の水漏れが続いている場合
緊急性は低めですが、放置すると悪化する可能性があります。どこから漏れているか、いつから続いているか、量はどのくらいかを伝えます。蛇口本体、配管の継ぎ目、床からの浸み出しなど、気づいた範囲で構いません。写真が撮れる場合は、訪問スタッフに見せられるよう準備しておくと正確に伝わります。
トイレが詰まって流れない場合
何を流した時に詰まったか、便器の水位が上がっているかどうか、溢れそうかどうかを伝えます。ラバーカップを使用しても改善しなかった場合は、その旨も伝えてください。水位が高く不安な場合は無理に流さず、「水位が高く危険な状態」と説明すると迅速に対応してもらえます。
給湯器からお湯が出ない場合
給湯器の種類(ガス、灯油、電気など)や、エラー番号が出ていればその番号を伝えます。全ての蛇口でお湯が出ないのか、特定の場所だけ出ないのかも重要な情報です。前日や当日の天気によって不調が起きることもあるため、突然使えなくなったのか、徐々に調子が悪かったのかを伝えると原因特定の助けになります。また、お問い合わせフォームなどで型番や給湯器全体の写真を撮影して添付するとより短期間で解決ができます。
配管から異臭がする、逆流している場合
異臭の種類(下水のような匂い、油っぽい匂いなど)、どのタイミングで匂うか、逆流が何度目かを伝えます。キッチン、浴室、洗面所など発生場所の特定も大切です。普段どの程度使用しているかもトラブルのヒントになります。
水道料金が急に高くなった場合
気づいたのが検針票なのか、自分でメーターを確認したのかを説明します。今現在、家の中で目立つ水漏れがあるかどうか、外回りの配管から音がするなどの変化があるかも伝えてください。メーターのパイロットが回っているか確認できると、スタッフが事前に判断しやすくなります。
どこが悪いか分からないが異常を感じる場合
音がする、匂いがする、水がにじむなど、具体的に説明できる範囲だけで問題ありません。感じた違和感のタイミング(朝だけ、夜だけ、使用後だけなど)を伝えると診断がスムーズです。
まとめ
必要以上に細かい説明は不要ですが、分かる範囲で状況を整理して伝えるだけで、到着後の作業がスムーズになります。焦らず落ち着いて、どこで、いつから、どの程度の異常かを中心に説明すると安心です。

